イモ類

サトイモ(里芋)/特徴と施肥量のレシピ_有機栽培

生育適温
25〜30℃
土壌酸度(pH)
6.0〜6.5

高温多湿を好み、虫害に強い。初心者でも栽培しやすい野菜

サトイモ(里芋)は熱帯アジア原産で、東南アジア、インドネシアなどで自生している熱帯性の作物です。
高温多湿を好み、乾燥や寒さには弱いので、夏場は株元にワラなどを敷きます。

サトイモのイモは、根ではなく、茎が肥大したもの。
タネイモの上にまず親イモができ、その周りに子イモや孫イモがつく、という面白い育ち方をし、たくさんの収穫ができます。

サトイモは虫害に比較的強く、手間もかかりません。
収穫後は保存性もよく、初心者でも栽培しやすい野菜です。

施肥量のレシピ(1m2あたり)

肥料名
施肥量
アミノ742
143g
ソイルメイク23
1,000g
ソイルメイク11
1,000g
カルシウム
200g
マグネシウム
90g
クワトロネオ
30g
アルギンゴールド(※さらに美味しく)
50〜200g

追肥(1m2あたり)

肥料名
施肥量
サトイモでは追肥は行いません

栽培のポイント/サトイモ(里芋)

1

植え付けの感覚は広めに株間45㎝程度、畝幅は70㎝程度とします。

2

初期生育を早め、葉を厚く大きく広げることが、良いイモを収穫するポイントです。

3

寒さに弱いので、植え付けは遅霜の心配がなくなる5月中旬頃(中間地)に行います。

4

夏場の乾燥に弱く、カラカラの天気が続くとイモが太らなくなります。株元に敷きワラ等で保湿するようにし、水やりをしっかり行います。

5

サトイモは暗い中で太ります。葉数が4〜5枚の時に土寄せを行い、その後は随時、イモが地上に露出しないように土寄せを行います。

子イモ、孫イモまで収穫できるが、品質重視なら子イモまでを狙う

多くの本には、「子イモ、孫イモまでたくさん収穫できる」と書いてありますが、孫イモが出来ると、子から孫へ養分を送る部位が発達して筋っぽくなります。 孫イモは収量アップというよりも子イモの品質を落とすことが多いため、孫イモを狙うのではなく、子イモまでの品質を高めるように育てることがポイントです。 そのためには、元肥をしっかり効かせ、子イモ以降はチッソ(アミノ742)肥効が切れていくようにすることが大切になります。

追肥のポイント/サトイモ(里イモ)

里芋の肥大は、地上部がある程度大きくなって、光合成が十分に出来るようになってから。
葉が大きくなってから、イモに養分を溜め込みます。

初期の肥効を高めることがもっとも重要で、孫イモは狙わず、子イモまでの品質をいかに高められるかがポイントです。
元肥がしっかりしていれば、基本追肥は必要ありませんが、栽培期間が長いため、とくに砂質土では肥料分の流亡に注意し、不足するようなら追肥が必要です。
生育が悪い、葉の色が悪くなるなどの症状を見ながら、追肥を行います。

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