外葉類

ハクサイ(白菜)/特徴と施肥量のレシピ_有機栽培

生育適温
15〜20℃
土壌酸度(pH)
6.0〜6.5

家庭菜園では作りやすい秋植えがおすすめ。秋冬野菜の代表

冷涼な気候を好み、寒さには比較的強い野菜。
高温には弱く、春作ではアオムシなどの被害も出やすいため、秋に苗を植える作型がおすすめです。

立派なハクサイを作れたら、家庭菜園中級以上。
秋植えなら栽培しやすく、初めてでも十分栽培できます。

プランター栽培では、ミニサイズがおすすめです。

施肥量のレシピ(1m2あたり)

肥料名
施肥量
アミノ742
171g
ソイルメイク23
1,000g
ソイルメイク11
1,200g
カルシウム
200g
マグネシウム
90g
クワトロネオ
30g
アルギンゴールド(※さらに美味しく)
50〜200g

追肥(1m2あたり)

肥料名
施肥量
ハクサイでは追肥は行いません。

栽培のポイント/ハクサイ

1

初心者は、栽培期間の短い早生(わせ)種や、ミニハクサイがおすすめです。栽培期間が長い中生(なかて)、晩生(おくて)ほど難易度が高くなります。

2

アオムシ、ヨトウムシ、コナガなど、害虫の被害を受けやすいため、防虫ネットなどの利用がおすすめです。

3

生育後半に寒さに当たると美味しさが増します。

4

結球開始頃にチッソ肥料が残っていると、結球しにくくなるだけでなく、芯が腐りやすくなります。

5

初期の葉を大きく育て、結球部の肥大が始まる頃には、チッソが切れてくる必要があります。

ハクサイの追肥とミネラル

化成栽培による野菜つくりの本の多くには、「苗の植え付け2週間後から、2週間(または20日)に1回追肥を行う」と書かれているものが多くあります。
しかしBLOF理論による有機栽培では、元肥により初期の肥効を早め、作物自らの光合成力を高めて、結球時期にはチッソが徐々に切れていくようにします。
元肥がしっかり入っていれば、基本的に追肥は必要ありません。

ただし、砂質土で肥料分が流れやすい場合や、プランター栽培では、葉の様子、色を見ながら適時追肥を行います。

追肥を行う場合、同時にミネラルの欠乏にも注意します。
鉄が不足すると根の活力が低下し、マンガンが不足すると葉脈の間の色が薄くなり、まだらになります。
ホウ素が不足すると収穫物が弾力のないもろいものになり、黒い点々がつく「ゴマ症」になりやすくなります。
銅が不足すると、光合成力が落ち、病害虫の被害も受けやすくなります。
鉄、マンガン、ホウ素、銅、これらは「クワトロネオ」に含まれています。

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