果菜類

ナス/特徴と施肥量のレシピ_有機栽培

生育適温
23〜30℃
土壌酸度(pH)
6.0〜6.5

夏の家庭菜園の定番/プランターでも大豊作!

トマト、キュウリと並んで、夏野菜の定番、家庭菜園でも大人気のナス。
高温多湿を好み、湿潤な日本の夏に適しています。
熱帯原産で、厚くなるとともに株の勢いが増します。

日本へは奈良時代以前にはすでに伝わったとされる、なじみの野菜です。
品種も数多く、形も色もたくさんの種類があります。

プランターでもたくさん収穫できるナスは、大きな深型を選びます。
畑なら主枝+側枝の3本仕立て、プランターの場合は主枝+側枝1本の2本仕立てがおすすめです。

施肥量のレシピ(1m2あたり)

肥料名
施肥量
アミノ742
143g
ソイルメイク23
1,000g
ソイルメイク11
1,000g
カルシウム
200g
マグネシウム
90g
クワトロネオ
30g
アルギンゴールド(※さらに美味しく)
50〜200g

追肥(1m2あたり)

肥料名
施肥量
アミノ742
70g
ソイルメイク23
200g
カルシウム
20g
マグネシウム
30g
クワトロネオ
20g

栽培のポイント/ナス

1

遅霜の心配のない、5月の中旬頃(中間地)を目処に苗を植えつけます。

2

病害虫に強く収穫も多い接木苗がおすすめです。

3

ナスは養水分をたくさん必要とする野菜です。大きな実をつけるには、プランターでは深型のものを選びましょう。

4

枝の数が多いとたくさん実がつきますが、養分が分散して小さい実ばかりになります。
路地では主枝+側枝2本の3本仕立て、プランターでは主枝+側枝1本の2本仕立てにします。

5

一番果はナスの株がまだ小さいうちにつきます。株の生長を優先し、疲れないようにするために、最初の果実は10㎝程度の小さめのうちに収穫します。

6

8月初旬に更新剪定を行えば、そのまま秋まで収穫出来ます。

良い実がならない?/石ナス、奇形果、ボケナス

ナスは、栄養状態や環境によって、良い実が成らないことがあります。

【石ナス】
栄養が悪い、または夏の乾燥続きで、花が咲いても受粉不良を起こしたナス。
小さくて硬く、大きくなりません。
ナスは大量に水を必要とします。土が硬いと十分に根が張れず、こまめに水やりをしても吸収が出来なくなります。

【奇形果】
夏の高温乾燥などが原因で奇形になったナス。形は悪くても食べられます。

【ボケナス】
収穫が遅れ、皮に張りやツヤがなくなったナス。
種も大きくなり、全体的に硬くて美味しくなくなります。
いつまでも実をつけていることは、全体の収穫量の減にもつながります。

追肥のポイント/ナス

ナスは木が大きくなる野菜です。葉が大きく、光合成力も高いため、たくさん花(実)をつけます。
その分、水、肥料を大量に必要とし、ミネラルの吸収量も多くなります。
追肥は植え付けの約1ヶ月後から行います。

鉄、マンガン、亜鉛、銅、ホウ素(すべてクワトロネオに含まれています)といった微量要素系ミネラルはどれも全般的に多く必要とします。
なかでもマンガン欠乏症が出やすいのがナスです。
欠乏すると、まず下の葉から黄色くなる現象が起きます。

水を多く必要とするナスは、同時に酸素も多く必要とします。
土壌の水分を多めにすると酸素不足に陥りやすいので、根の呼吸をつかさどるミネラル「鉄」が欠乏しないように注意します。

ジャパンバイオファームの家庭菜園用肥料

有機栽培で家庭菜園_ジャパンバイオファームの肥料