果菜類

カボチャ(ミニ)/特徴と施肥量のレシピ_有機栽培

生育適温
20〜28℃
土壌酸度(pH)
6.0〜6.5

プランターで作れるミニ品種

通常の大きなカボチャは、つるが広範囲に伸びるため1株あたり2m四方以上の面積が必要です。
食べ切りサイズで調理しやすいミニ品種なら、普通サイズに比べて栽培しやすく、1m四方の面積で1株から5〜6個の収穫があります。

プランターで栽培する場合は大型のプランターを使用、子づるを1本にして1株から2〜3個の収穫を目指します。

畑に植える場合もプランターの場合も、支柱を立ててつるを誘引し、上に伸びていくように立体仕立てにします。
果実の重さが1kg程度なので、重みで落ちてしまうこともありません。

施肥量のレシピ(1m2あたり)

肥料名
施肥量
アミノ742
103g
ソイルメイク23
700g
ソイルメイク11
720g
カルシウム
200g
マグネシウム
60g
クワトロネオ
30g
アルギンゴールド(※さらに美味しく)
50〜200g

追肥(1m2あたり)

肥料名
施肥量
カボチャでは追肥は行いません

栽培のポイント/カボチャ(ミニ)

1

初期の肥効を高めて、初期葉を大きく、厚く育てます。

2

大きな葉の裏に湿気がたまり、カビ病の発生が多くなりやすいので、堆肥でしっかり土つくりを行います。(ソイルメイク23、ソイルメイク11)

3

畑なら1株で4〜5個、プランターなら2〜3個の収穫が出来ます。

4

本葉5〜6枚になったら親つるの先端を切ります。子づるが伸びたら、元気の良いものを3本残し、他は切り取ります。(プランターの場合は子づる1本を残します)

5

雌花が咲いたら雄花を切り取り、雌しべに雄しべを軽くつけて受粉させます。

6

受粉から35〜40 日で収穫です。へたの部分が枯れてひび割れてきたらい収穫適期の目安です。

7

収穫したてのカボチャは甘みがなく美味しくありません。3週間〜1ヶ月、涼しい場所に置いて追熟させてから食べます。

栽培のポイント/カボチャ

カボチャはスイカ、メロンと同じで、カラダを大きくする「栄養成長」と、実を大きくする「生殖成長」がハッキリわかれています。
実がつく時期に、いつまでもチッソが効いていると、ツルばかり伸びて、良い実がつきません。
花芽が着く頃チッソが切れてくると、生殖成長に切り替わります。

その後は、光合成で作られる炭水化物は、ツルを伸ばすことではなく、果実の肥大に使われます。
糖度を高めるためにも、最低限体を維持するためのチッソ以外は切れていることが重要になります。
そのためカボチャでは、基本追肥は行いません。

ミニカボチャは、広い場所があれば支柱を立てずに地這いで栽培できますが、地表面からカビの影響を受けやすくなります。
支柱を立てて、風通しをよくした立体栽培なら、土壌病害から受ける被害を抑えることが出来ます。

カボチャのミネラル肥料

生育の初期に、いかに光合成の力を高め、しっかりと根を張り、葉を厚く大きく出来るかで、その後の収穫量、品質が決まります。
元肥としてしっかりミネラルを効かせます(カルシウム、マグネシウム、クワトロネオ)。

土の環境、プランターによって、養分が欠乏する場合(葉の色が黄色くなる、枯れるなどの兆候があらわれたら)は、適時ミネラルの追肥を行います(カルシウム、マグネシウム、クワトロネオ)。
とくに、実の肥大後からは微量要素ミネラルの吸収量が増えます。
微量要素で重要な鉄、マンガン、亜鉛、銅、ホウ素は、「クワトロネオ」に含まれています。

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