果菜類

スイカ/特徴と施肥量のレシピ_有機栽培

生育適温
25〜30℃
土壌酸度(pH)
5.5〜6.5

家庭菜園で作れる、夏の醍醐味

さっぱりとした甘み、夏の風物詩であるスイカが日本に入ってきたのは奈良時代と言われています。
古くから栽培され、品種も多く、果肉の色も赤、黄色、オレンジなど、さまざまです。

濃緑色に黒い縞が入ったものが一般的ですが、緑一色で縞のないもの、黄色いもの、楕円形のもの、大玉品種や小玉品種など、数多くの品種があります。
プランター栽培では、支柱にからませ立体的に仕立てられる小玉品種がおすすめです。
小玉スイカは丸ごと冷蔵庫に入るので、保管もしやすく人気があります。

施肥量のレシピ(1m2あたり)

肥料名
施肥量
アミノ742
(大玉:103g/小玉:86g)
ソイルメイク23
500g
ソイルメイク11
(大玉:320g/小玉:267g)
カルシウム
200g
マグネシウム
60g
クワトロネオ
30g
アルギンゴールド(※さらに美味しく)
50〜200g

追肥(1m2あたり)

肥料名
施肥量
スイカでは追肥は行いません。

栽培のポイント/スイカ

1

苗を植えてしばらくすると、どんどん脇芽が伸びてきます。すべて残すと養分が分散し、いいスイカが穫れません。元気が良いものを3〜4本残し、ほかは切り取り取ります。

2

雌花は子づるに多くつく性質があります。本葉5〜6枚になったら、親づるの先を切ります。

3

雌花が咲いたら雄花を切り取り、雌花に雄しべをつけて受粉させます。

4

受粉から40〜45日後が収穫の目安です。熟したかどうかを、玉を叩いて音で確認する方法は確実ではありません。つるに受粉日を書いてテープを貼っておくと間違いがありません。

5

大玉では1株で2個の収穫が目標です。良いものを残して、ほかは摘み取ります。

6

小玉スイカなら、大型のプランターで栽培できます。1株で3〜4個の収穫が出来ます。

生育のポイント/スイカ

スイカは、カラダが大きくなる栄養成長と、実を大きくする生殖成長が比較的すっきりと別れるタイプです。
カラダづくりが終わってツルが止まると、光合成で作られる炭水化物が果実の肥大に振り向けられる性質があります。

そのため、実をつける頃には、チッソ肥料が切れ出すことがポイント。
いつまでもチッソが残っていると、ツルが伸びるのが止まらず、実がつかなくなります。

そのためには、まずは初期の葉を厚く、大きく育てることが大切。
初期生育が悪いと、元肥で与えたチッソ(アミノ742)が吸収しきれずに、後まで残って遅効きしてしまいます。
実がついても、糖度が上がらなくなります。

スイカの追肥

小玉スイカなら追肥は不要です。
大玉スイカも基本は不要ですが、土の性質によって、養分が流れやすい場合は追肥を行います。

追肥のサインとしては花落したとき。
アミノ742を1m2あたり30g、BLOF堆肥200gとよく混ぜて追肥します。

ミネラルの重要性/スイカ

スイカでは基本的に追肥は行わないませんが、葉が黄色くなる、枯れるなど、欠乏症のような兆候が見られたら、ミネラルの追肥を行います。

各種の微量要素ミネラルは、収穫まで不足しないように注意が必要。
鉄、銅、マンガン、ホウ素、亜鉛、それぞれ重要ですが、なかでも鉄とマンガンは絶対に不足させたくないミネラルです。

鉄はスイカの赤い色素をつくるミネラルであり、根の呼吸にも関連しています。
果肉の赤い色が鮮やかではない、薄い、という場合は、鉄不足の可能性があります。

マンガンは光合成に関わる重要なミネラルで、光合成によって作られる炭水化物の量を増やし、スイカの甘みを高める効果があります。

鉄、銅、マンガン、ホウ素、亜鉛は、「クワトロネオ」に含まれています。

クワトロネオ

ジャパンバイオファームの家庭菜園用肥料

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