外葉類

タマネギ(玉ねぎ)/特徴と施肥量のレシピ_有機栽培

生育適温
15〜20℃
土壌酸度(pH)
6.5〜7.0

栽培期間は長いが初心者でもしっかり収穫できる

常備野菜として欠かせなタマネギ。
秋に植え、収穫は5月下旬〜6月(中間地)。収穫まで長期間かかるものの、手間いらずで初心者でも栽培しやすい野菜です。

リン、鉄などのミネラル、カルシウムやビタミンB1、B2などを豊富に含み、栄養価の高い野菜で、血液サラサラの効果があります。
玉ねぎを切ると涙が出るのは。硫化アリルという成分の作用です。

初心者には、早生か極早生といった、比較的栽培期間の短い品種が失敗しにくくおすすめです。

施肥量のレシピ(1m2あたり)

肥料名
施肥量
アミノ742
164g
ソイルメイク23
800g
ソイルメイク11
767g
カルシウム
200g
マグネシウム
90g
クワトロネオ
30g
アルギンゴールド(※さらに美味しく)
50〜200g

追肥(1m2あたり)

肥料名
施肥量
タマネギでは追肥は行いません。

栽培のポイント/タマネギ(玉ねぎ)

1

タマネギは土壌の酸性に弱いため、植え付け2週間前にカルシウム、マグネシウムで酸度(pH)6.5~7.0に調整します。

2

土は20cmぐらいの深さによく耕しておきます。

3

栽培期間が長いため、除草対策が大切です。こまめに草取りをするか、マルチを敷くと便利です。

4

冬越しで、霜が降りた際に根が浮かないように、土をしっかり踏み固めます。

5

天気のいい日に収穫し、半日ぐらいそのまま畑で乾かします。その後、雨のあたらない風通しの良い場所で竿などにかけて吊り貯蔵します。長期貯蔵に向いた品種なら、6月の収穫後、翌年2月ぐらいまで保存ができます。

追肥について/タマネギ(玉ねぎ)

タマネギは基本追肥は必要ありません。、元肥をしっかり入れ、初期の肥効を効かせて栽培します。
ただし、砂地で肥料が流れやすい場合などは、収穫1ヶ月半前(4月半ば頃)に追肥が必要な場合もあります。(アミノ742を30g程度/1m2)
なお、タマネギは追肥すると収穫後の日持ち、保存性が悪くなるので、この点を理解して追肥を行いましょう。

生育虫の葉の色が悪いなどの症状が見られる場合は、マグネシウム30g/1m2、クワトロネオ20g/1m2を追肥します。

大切なミネラル/タマネギ(玉ねぎ)

タマネギに与えるミネラル肥料として、とくにカルシウムとマグネシウムは大切です。
カルシウムは玉ねぎの表皮を強くし、病害虫への抵抗力をつけます。
またマグネシウムが不足すると、葉が黄色くなる、枯れるといった症状があらわれます。

「クワトロネオ」に含まれる硫黄(イオウ)分は、タマネギの独特の香りの元。
血液をサラサラにする機能性成分の元でもあります。
鉄は、玉ねぎの根が酸素不足にならないために必須のミネラル。鉄が不足すると根張りが悪くなり養分を吸収できなくなるほか、表皮の色素にも関係しているミネラルです。
赤くて丸い玉ねぎができたら、鉄分の補給がうまく行っていると考えて良いでしょう。

「クワトロネオ」には、硫黄分、鉄、亜鉛、マンガン、銅、ホウ素といった、野菜の生育に必須なミネラルが含まれています。

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